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心と身体を快適にする色と花  2021/7

2021.07.01

 

梅雨が明けると夏真っ盛り!

今年はマスクでの暑さ対策も必要になりそうですね。今月は色で心身を整えるお話をしましょう。

 

暖色、寒色と言われるように色で暑さの感じ方が変わってきます。暖色の赤と寒色の青は体感温度が3度も違うんですよ。

色には波長があり、赤の波長は人を刺激するホルモンを分泌するので汗ばみ、血圧が上がり、脈拍が早まって、長い間じっとしていられない興奮状態になっていきます。

一方、青の波長は神経を抑制するホルモンを分泌するので血圧・脈拍・体温が下がり、気分が落ち着いてきます。

 

暑くてイライラしていたり、とても興奮したりすることがあってなかなか眠れないというようなときには、赤の服やタオルよりみず色がおすすめです。パジャマなら人の肌の色・ベージュが一番落ち着きます。

 

反対に元気がない、やる気が出ないというときには、気分を抑制する青より、元気が出る明るい黄色やオレンジを側におくと良いでしょう。

ただし、ひどく落ち込んでいる疲れ過ぎた心には、無理のない薄いレモン色やピンク色くらいが良いと思われます。

 

子どもは大人より敏感に色の影響を受けるので、赤で熱が上がり、青で急に泣き出すということもあります。

見えている色の感じだけではなく、色が放つ波長に身体が反応しているわけです。

身につける衣類や部屋のカーテンやインテリアからも影響を受けているのです。

子どもに合わせて色の住環境を変えたり、整えてみたりすると、ママも楽になりますよ。

 

さて、簡単に色を取り入れていくことに「花」というのは優れものです。

 

今、公園の花壇や玄関先、道端でもよく目にするのがアガパンサスという花です。

あまり手がかからないのでお庭でも楽に育てられます。

ぱっと花火が開いたときのように放射状で花に隙間があるので涼し気です。薄紫色のアガパンサス、青やみず色のデルフィニウムは、コップに1本飾るだけでお部屋が随分涼やかになります。

 

ラベンダーは香りと共に薄紫色からもリラックス効果が得られます。

 

元気満々の気分には、ひまわりが人気ですね。暑さの中、太陽を追いかけるなんてすごくパワフルなお花ですよね。それだけに気負けすることがあるので、心身が酷く不健康なときはお控えください。

 

ミントやレモングラスのハーブを置くと、安らぎのグリーン効果と共に爽やかな香りも漂い、リフレッシュします。香り効果で夏でも食欲がわきますよ。

 

ただし、人には経験から色や花に対する想いがあります。赤に悲しい思い出があれば落ち込みますし、ラベンダーの香りが苦手なら安らげないですよね。

色や花をうまく取り入れるためにも、気持ちを大切に親子で向き合う日常生活を大事に暮らしてくださいね。

 

 

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