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今を感じる自然の世界  2023/10

2021.10.01

 

過ごしやすい季節がやってきましたね。

秋は親子で楽しむたくさんの見どころ、遊びどころがあります。

公園に行くとどんぐりが落ちていたりして、子どもにとっては宝物だらけ。

どんぐり拾いは誰がたくさん集めるかな。どんぐりよりもおもしろいものを見つけてしまうのも得意だね。

四つ葉のクローバー探しに夢中になるのはママかな。

自由気ままにのびのび遊んでみるのはいいですね!

 

さまざまな外遊びの中では、虫が潰れている不気味さや、それを蟻が運ぶ残酷さも目にしたりします。

そうして生きることへの壮絶さ、懸命さも自然に理解しながら、子どもの感性は高まります。

楽しいこと、気持ち悪いこと、驚くこと、自然の中で様々な感情に出会いながら、親子がそれぞれに解放される顔を見せて過ごすことは、とても大切な体験です。

 

私は子どもの頃に、つくしやよもぎを摘んで、お惣菜やお団子を作って貰いましたが、今は身近に大量のつくしもよもぎもありません。

環境は今のまま残っていくのではなく、変化しながら未来に向かうものです。

今あるこの瞬間を、親子で一緒に感じることは一生の中でも貴重なことだと思います。

私たち大人にとっても、今を感じて過ごすことはなかなかありません。

日々の忙しさに埋もれてしまいがちな毎日の時間です。

 

でも自然の中ではどうでしょう。

生温かい空気、風の匂い、眩しいおひさま、じりじりする日差し、みるみる変わる夕焼けの色、ぬるぬるの木の皮、意識しなくても五感を働かせてその瞬間を味わっています。

一瞬で消える雲の形や虹の出現に感動したりしますよね。

頭で考えて問題解決する以外に、感じることで心が癒されていくという体験を、親子でできればとても素敵な思い出になるでしょう。

その思い出の積み重ねが温かな気持ちや、辛いことを乗り越えていける原動力を育てるのです。

 

また、自然の中では脳内に幸せホルモンのセロトニンが分泌されて、誰もがリラックスします。

コロナ禍でのストレスもたまには吹き飛ばさないと疲れてしまいますよね。

親子で楽しめる秋の味覚狩りや紅葉スポットをぜひ見つけてみてください。

 

子ども目線でいくと、ひと味違うおもしろさがあるようで、大人はそこからも今の子どもを見つめるきっかけになります。

大きくてきれいに色付いた果物より、グラデーションに色付いた方がおいしそう。

葉っぱの色が赤く彩られていることよりも、ツルツルの落ち葉が美しい。

子どもは大人の常識とは違うこだわりで細かくチェックして、感じることを満喫していたりします。

それは大人が学ぶ新しいチャンネルかもしれませんね。

 

感じるということ。こころが豊かに育つこと。

大人だってそう。

感じるということ。今この瞬間を生きること。

心地良い秋をお過ごしくださいね。

 

 

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