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Hanatasuki花タスキ

「花タスキ」大盛況! 生駒市役所からスタート!

2019.10.28

花タスキ!スタートです!

RUN伴とは

認知症になっても安心して暮らせる地域を目ざし、認知症共生の想いを持つ人が一緒に走ります。

北海道から九州まで日本全国を縦断するイベントです。生駒市役所は奈良県のゴールとなりました。

奈良県の次は兵庫県ということでタスキの変換も行われ、とても盛り上がりました。

 

     

 

沢山の声援、応援の中、市長と最終走者の方々が走ってこられました。
生駒市のたけまるくんを始め、奈良市のせんとくん、奈良のシンガー・ソングライター日置晋さんのピヨッキーも駆けつけ応援です。

全国レベルのイベントだけあって、活気に満ちた、また、認知症共生への想いの絆で結ばれた一体感を感じるイベントでした。

 

 

花タスキとは

さて、私は市役所内で花タスキを実施させていただきました。

花タスキとは、花で認知症共生のタスキを繋ぐ活動です。

RUN伴のランナーや応援に来られた方々に生駒市の伝統工芸品の茶筌に花を生けていただき、その想いを一つの花のオブジェにして市役所に飾ります。

そうすることで、RUN伴を知らない方にも、認知症共生を広げていけます。

 

また、認知症共生活動は、RUN伴で終わることなく生駒市で続けたいと思いました。

毎月、共生の意義を感じた人に、茶筌に花を生けていただきます。
今月生けた人が、翌月に生ける人を紹介しながら花を生け続け、参加された人の数だけ茶筌の花をまた、来年のRUN伴で飾ります!

毎年、茶筌が増えるだけ、認知症についての理解が広がる活動です。
毎年のRUN伴では増え続ける茶筌の花のオブジェを見ることでそれが確認できるわけです。

 

今年の実際の実施内容です。先ずは土台作りから。

 

    

 

皆さんが作成して下さった茶筌の花を飾りつけるところですので、これは脇役です。
主役はあくまでも茶筌の花です。

 

 

            

 

花材:カポック・モンステラ・ミスカンサス・はらん・ドラセナ・山査子・月桃

月桃、変わっているでしょう。沖縄県原産のショウガ科のハーブです。
花はスパイシーで爽やかな香りがします。これは実から種が弾ける直前の状態です。

 

この土台に茶筌に生けた花を飾ります。
茶筌に収まるように花の茎は2㎝くらいです。茶筌も花も見える長さです。

 

      

 

令和元年は50個からのスタートでしたが、あっという間になくなりました。
どこでどんな形であろうとお花は皆さん好きです。老若男女を問わず作成して下さいました。

 

         

 

下の写真の右下の女の子がずっとずっと花を見つめていました。
それから、この子にも作って貰い、ここに飾ると本当に嬉しそうに笑ってくれました。

 

 

ランナーとして走られた小紫市長もご参加下さいました。

 

 

皆さんが作ったひとつひとつの茶筌のお花でできたオブジェがこちらです。

 

 

作品のコンセプト
青々と繁った葉、赤く熟した実、命を宿らせようと準備する種、役目を終えた茶筌、咲き誇る花々。
あらゆる状態の植物が、それぞれがその誇れる今の姿で互いに共存して引立て合う姿から
あらゆる人々が地域で一緒に暮らす大切な存在であると気付き、手を取り合って暮らせる豊かな社会の在り方を表現しています。

 

認知症になっても困らない街。
困ったら手を差し伸べることができる街。
そんな街になるよう、花でその決意を繋いでいきたいと思います。

 

オブジェは11/1まで正面玄関に飾らせていただいております。
いつか、生駒市民全員が花タスキに参加したことがあるという日を願いましてスタートです!