Ikebana highwayいけばな街道
2019 いけばな街道㏌京都嵯峨鳥居本 開催
2019.09.01
2019/8/23~25京都市右京区嵯峨鳥居本にて「愛宕古道街道灯し」と「化野念仏寺千灯供養」と共にフラワーサイコロジー協会主催『いけばな街道』が開催されました。
「化野念仏寺千灯供養」は化野念仏寺の境内に葬られている、およそ八千体の無縁仏に蝋燭を灯して供養する行事です。800基の行灯がみごとに嵯峨野の夜を彩ります。
この街並みに519名の認知症高齢者の方を中心とした方々に生けていただいた花を飾りました。
『いけばな街道』は病気や障がい、生活環境の影響で社会との繋りが気迫になりがちな人達がいけばなを通して社会、地域、文化に積極的に関わり、自らの役割を担うという目的を持って実践しているいけばな療法の活動の一環です。
『いけばな街道』ができるプロセス
まずは竹取り、竹切り、やぐら組み等で花を飾る土台を作っていきます。
そこに高齢者の方々の花を飾り、更に枯れにくい葉で全体像の形作りをしていきます。
軽トラで現地に運ぶ作業。 雨が降ればビニール掛けの作業。 傘をさしたお花も可愛いでしょ。
カッパで雨の中、びしょびしょになって花を守るいけばな療法士!
「いけばなランタン」の作成も。夜道を持って歩いていただくのもおつなものです。
こうしてできた花達は竹のやぐらに。様々な姿でお楽しみいただきます。
夜にはライトアップ! こんな風情たっぷりの顔を見せてくれましたよ。
住吉健太郎さんの演奏でいけばな療法士・深瀬央子さんがいけばなライブも開催されました。
こちらは嵯峨野の街並みです。 嵐山というと渡月橋や竹林園の観光地で知られていますが。
一筋、二筋、奥に入るとこんなに静かで厳かな雰囲気が広がります。
この活動には同志社大学の学生達も参加して下さいました。
多くの人の想いと行動、協力で『いけばな街道』ができました。
どんな人もその存在価値を認められ、誰もが生きやすい健康長寿社会を目指す活動が更に更に広がっていくことを願います。
この活動ができたことを誇りに思い、これからも邁進していきたいと思います。
いけばな街道の動画ご覧下さいませ!
https://youtu.be/3pK10TK3fcg