Hanatasuki花タスキ
2020年 花タスキ 生駒市役所展示
2020.09.18
≪プロジェクトの概要≫
生駒市のRUN伴ゴールイベントで実施した「共生」「エコ」「認知症予防」
認知症になっても安心して暮らせる地域を目指す「共生」の意義や目的を理解した人々に花を生けていただきます。
生けた人は翌月に生けるメンバーを紹介していく形で 地域社会を数珠つなぎにして認知症の共生の輪を広げていくユニークな活動です。
また、生駒市の花「菊」を生駒市の伝統工芸品である「茶筌」の使い古しに生けるのです。
「エコ」活動になり、茶筌の小さなスペースに集中して花を生ける作業は脳を活性化させるので
「認知症予防」にも役立ちます。
使用した茶筌は翌年のRUN伴ゴールイベントでオブジェとして飾ります。
毎年毎年、茶筌の数が増えオブジェが大きくなっていくことは共生の輪が広がった証です!
さて、今年は新型コロナウイルスの影響でRUN伴が中止となりました。
それで今年は9/21アルツハイマーデーに向けての展示となりました。。
この花のタスキを繋いで下さいましたのは
グループホーム さくら様→アミライフ・桜ヶ丘様→フレンド生駒様・菜の花Ⅰ・Ⅱ様→グループホーム 壱分町ちどり様→いにしえの里 創生様
コロナで半年間の自粛期間がありましたがこうして繋がりました人々が115名!
今年は115個の茶筌の花のオブジェとなりました。
本当は100個で少しサイズの大きい茶筌に変えていく予定でした。
115では、大1個と小15個になり、少し貧弱なので今回は115個揃えることにしました。
ですが、使い古しや販売に至らなかった茶筌は簡単には集まりません。
それで、今回は茶筌を作る時に出た竹の端(写真中央↓)これもカウントに入っています。
菊は主にポンポン菊を使いました。丸くて茶筌にもフィットします。
茶筌にはオアシスがしこんであります。ちょっとばかり、毎日の水やりが大変ですが。
3つのガラスの中にはルスカスを入れました。実が付いているのでアクセントになります。
「綺麗なお花」と足を止めて見て下さる方が沢山居らして嬉しく思います。
でも何のオブジェか、そこに関わった人の想いは、というところを理解していただくことが大切です。
花タスキの意義や目的、当日の現場の写真も展示しております。
偶然に初めてオブジェを見られた認知症に全く関わりのない方にも共生の意義を伝えていきます。
認知症の人が今できることで今を精一杯生きる姿を目にすることでも
認知症の人も一緒に生きていく大事な存在であることを意識していただけると思います。
花タスキを通して、認知症の人への偏見や暴言、問題行動を見直す機会となりますように。
あらゆる人が人間の尊厳を守り、共生の発信をしていくことができますように。
認知症になっても困らない街。 困ったら手を差し伸べることができる街。
花でその決意を繋いでいく!
夢は大きく、いつか、生駒市民~世界中が花タスキに参加したことがあるという日を願います。
小紫市長にも、生駒市の認知症の普及啓発の展示や認知症への思いをメッセージにして貼るコーナーと共に、取り組みにエールをいただきました。
9/14(月)~9/25(金)まで開催しております。 是非、ご覧下さいませ。