「季節のリース講習会」

季節に合わせてお部屋もリメイク！

 

 

一年を通して開催しました「季節のリース講習会」が終了しました。
先ずは春夏秋冬、それぞれの作品をご覧下さいませ。

 

春のリース

　　

 

春は植物が芽吹き、生き生きと育つ季節です。とにかく葉や茎を伸びやかに、変幻自在に表現していただきました。試行錯誤しながら没頭され、とても静かでした。(笑)

仰け反ったり、立ち上がったり、エネルギッシュな作品に仕上がりました。

 

　　　

 

 

夏のリース

 

 

涼しげなブルーとパープルのくすみ系。夏バテの心身にも優しいトーンダウンの色味です。

草の華奢な軽い感じからも涼しさを感じます。

 

　　

このリースの特徴は、自由に形を変えることができるところです。ご自宅の場所や気分に合わせて、いつでもチェンジして楽しんでいただけます。

皆さんの個性が光りますね。真っ直ぐにして鏡やテレビの淵を覆うのもありです。

 

　　

 

秋のリース

 

 

実りの秋ですから、木の実やドライフルーツも取り入れています。ポプリからもほのかに香りが漂います。

この色合いですから、クリスマスにも使えます。

今回もご自宅やお好みに合わせて、形は自由に創作していただきました。

 

 

　　　

 

冬のリース

 

 

真っ白な霜や雪が舞い降りた光景は美しく、澱んだ空気や気持ちを浄化してくれるようです。

凛とした寒さの中、訪れた雪の妖精がコロナもストレスも洗い流してくれる！

冬のリースはそんなイメージでの作成でした。

 

「Stay　Home」のお部屋から見えるお庭にもマッチしますよ。

 

 

今回は「これはどうやって使うの？」という面白い素材ばかりでしたので、とても楽しんでいただけました。

先ずは木の枝を土台にしてワイヤーを取り付けます。これで前後にも凹凸ができます。

ここに花を付け、葉にも雪が積もっているようなイメージで綿花をゆっくりと引っ張りながら重ねていきます。

白樺の皮は破ったり、先をわざとはがすと素朴な自然の味わいがでます。

仕上げに凄腕を発揮してくれるのがホワイトゴールドの糸！

華奢な糸ですが、これでのっぺりとした白の面が一気に生き生きとして見えます。

 

　　　

 

 

私自身、日々を過ごす中で、夏は暑くて涼やかさを求め、秋は柿や栗が実る姿を目にとめ、冬は津々と冷える朝を覚え、春は一斉に芽吹く植物の力強さを感じます。

いざ作品を作るとなると、そうした何気なく見ていた季節折々の風景や空気感を思い出すことになります。

そこから生まれる願望やイメージにも出会います。

 

また、季節とは全く関係なく作品に使う素材を見た時に、「これだ！」とか「これ使ったらどうなる？」とか、不思議だったり、変なモノに心捕らわれて作品を作ることも多々あります。

 

四季を通して作品に向かう度に、現実の季節感を取り戻したり、変なモノ達をいかに季節に取り込むかという、季節に実在する感覚と実在しないモノから季節のイメージを膨らませる作業を味わいます。

 

現実と想像。記憶と感覚。いろんな空間を往き来しながら季節を感じてるんですね！！

きっと、受講して下さる方々も、ご自分なりの季節を感じて下さっていると思います。
お一人ずつの作風で作成していただくので、それが楽しめます！

 

日々の忙しさに紛れてしまいがちですが、季節の移り変わりを感じながら暮らしたいものですね。