Seminarセミナー講習会
「籠に生ける秋の生花」ハロウィンまでもつよ!~ソラナムパンプキンは南瓜じゃない⁉
2023.09.17
秋のお花の講習会はご要望に合わせて「生花」と「シルクフラワー」の両講座の開催となりました。
「生花」の講座
籠に生ける秋の花
秋を感じる籠花ということで、実りをテーマにしてみました。
赤・オレンジ・黄色で実物を選んでいます。
枝物は見る角度によって随分雰囲気が違います。生けてから籠の向きを変えて見ると、意外と別の角度から見ても素敵だと思うことがありますので、よ~く鑑賞してみるのもお勧めです。
正面、左右、上下、どの顔にときめくか置き場所も吟味してみましょう。
どう生けたら良いか決めるには、生ける前に花材を見て、どこが好きかな、どこを活かしたいかなと感じてみます。
曲がりくねったところ? ビュンと伸びたところ? 開花? 蕾?
私は大きな野ばらの枝を活かしたかったので、花や実を低くしました。
生け始めは、野ばらで全体の形をイメージしておくとお花が生けやすいです。
花を目立たせるなら花を高く生けてから、野ばらを曲げて花にあしらうように遊ばせても良いと思います。
さて、このオレンジ色の実はなんでしょう? 南瓜かと思いきや、茄子と聞いてビックリ!
カボチャのように見えますが、ナス科のソラナム属の植物で「ソラナムパンプキン」といいます。
これからハロウィンにも活躍しそうですね。
野ばらはこれからどんどん赤く色ずいていくのが楽しみです。
今の若い野ばらは柔らかくて自由に曲げることができます。
受講生様の作品も伸び伸びしていますね!
時間が経って水分が無くなってしまうと、ためることは難しくなってしまいますが、枯れても尚、味のある風貌で飾ることができます。
生花が枯れてしまった後でも、野ばらやソラナムパンプキンはそのまま使えるので、お花だけチェンジしていくと、ハロウィンまで楽しめますよ。
秋の花材に野ばら、お勧めです!